最終章「和紙布に込めた思い」

和紙の研究の中で、糸井氏は和紙と人間の親和性(相性)の良さに気付く。

それは、和紙が地球に優しい素材であると証明しようと、会社の敷地の数カ所の地中に、和紙布と綿布を埋めて経過を観察した時だった。

和紙は空気中では1,000年、しかし土の中に入ると僅か4週間で土に還っていくのに対し、綿布は3ヶ月経っても土に還っていかないことが実証された。

後日、このことを医学会で話したところ、ある医師から 「大変興味深いです。実は人間も骨以外約4週間で土に還るんですよ。」と言われたのだ。

その他、アトピーや歯周病等、科学的には証明出来ていないが多くの効果例が出ている。

最後に、81歳になる糸井氏に和紙布に込めた思いを聞いた。

「テキスタイルの世界に入って60年以上、和紙布の研究を25年以上重ねてきて、人間の身体に最も優しい生地は、和紙だという答えに辿り着いた。残りの生涯をかけて、このオリジナリティある素材を世界中に広めていきたい。」

編集後記
今回改めて、糸井氏に話を伺って、糸井氏のルーツ、開発の経緯、思いを知ることが出来たこと、Itoitexが本当に人に優しい良い素材であることを確信出来ました。

糸井氏が開発してくれたこの呼吸する和紙布 Itoitexを世界に広めるべく、
私共、株式会社itoix(イトイエックス)も気持ちを新たに頑張ってまいります。感謝

  • 第一章
    「原点」

    世界で名だたるブランドに生地を提供してきたテキスタイル界のレジェンド糸井徹。 その原点は1世紀前に書かれた父のノートにあった。

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  • 第二章
    「フリードマン ショック」

    「本質」が薄れゆくモノづくりに苛立ちを感じる糸井。 世界で学んだオリジナリティと文化の違いに衝撃を受ける。

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  • 第三章
    「和紙糸との出会い」

    和紙問屋での出会い。煮込んでも溶けない糸。治る水虫、臭わない和紙糸。和紙糸を研究するのには十分過ぎるめぐりあわせだった。

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  • 第四章
    「呼吸する和紙の靴下誕生」

    西口氏と運命的な出会い。
    和紙靴下の開発は2人のレジェンドの手にかかっても困難を極めた。

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  • 最終章
    「和紙布に込めた思い」

    和紙と人間の親和性に気付いた糸井は、研究・実証を繰り返した。
    世界の人々が待ち望んでいる素材とは!

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